国際女性デーに合わせ、伊藤忠商事がフェムテックイベントを開催
伊藤忠商事は国際女性デーに合わせ、女性がより生きやすい社会を目指すためのイベント『ITOCHU Femtech Junction!』を 3月8日(土)から開催します。それにさきがけ3月7日(金)、ITOCHU SDGs STUDIO内「星のキッチン」でオープニングセレモニーが開催されました。当日は、メディア向け発表会のほか、関係企業の人事担当者を招待したトークセッションも行われました。
第1部のメディア向け発表会において同社は、女性の社会進出が著しい現代、労働生産性を考えるうえで女性の健康課題の解決は必要不可欠とし、同社では数年前より働き方改革の一環として「フェムテック」の分野に力を入れていることを紹介。その上で、翌日から始まるイベントを開催に至った経緯とともに、イベント概要について言及しました。
会場となったITOCHU SDGs STUDIO
第2部では、野村証券代表取締役副社長・鳥海智絵氏、伊藤忠商事執行役員・寺内香織氏、筑波大学大学院教授で弊社代表の久野譜也によるトークセッションが行われ、招待された企業の人事部門や健康経営部門の担当者約40名が参加しました。3名の登壇者は「女性活躍」や「世間の人が抱える悩み」などについて自身の経験談も交えながら意見交換し、各社における女性活躍の現状や制度面の課題等について議論しました。
久野は現在、内閣府SIPのプログラムディレクターとして女性の健康課題の解決に関する各種技術開発を進めており、研究開発から見えてきたこととして、「日本女性の痩せ」の問題が深刻であること、子育て女性の心身の健康に対するサポートが抜け落ちていることを指摘しました。その上で、母親自身が心身の健康に向き合う「自律性」と、周囲の人々の「寛容性」のどちらも向上させる必要があり、女性の8割が働く現代においては、それらを企業の中で積極的にサポートすることが重要であると強調しました。
トークセッションでは、女性の健康課題や制度面の課題について議論
なお、同社主催のフェムテックイベント『ITOCHU Femtech Junction!』は5月4日(日)まで、 ITOCHU SDGs STUDIOで開催されます。期間中、展示エリアでは、「生理」をテーマにした企画展『Period museum-生理と社会の交差展-』が開催されるほか、レストラン「星のキッチン」では養生茶・養生スープの無料試飲が行われます。また、フェムテック・フェムケア商品の展示や、「KIDS PARK」「ラジオステーション」連動施策として、弊社が内閣府SIPの一環として支援している「MOM UP PARK」のワークショップも行われます。

「MOM UP PARK」ワークショップの先行体験会
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