弊社では、建築・まちづくりのライフスタイル全般にかかる調査・企画・コンサルティングを提供する日建グループのシンクタンク「日建設計総合研究所」との協業によるウォーカブル戦略のコンサルティングサービスを提供しています。
自然に健幸になれるまちづくり、ウォーカブルなまちづくりには、健幸施策と都市施策を融合させた、人々が楽しく社会参加できる「まちの空間整備」「市民のアクティビティづくり」「市民の意識改革」の一体的なプランニングが必要であり、それらをサポートしています。
この度、この取り組みに関連した、地域の多様な関係者の「共創」により地域公共交通の「リ・デザイン」を進めるための「共創・MaaS実証プロジェクト」の2次公募が国土交通省により行われ、大分県杵築市(SWC首長研究会参画自治体)も選定されました。プロジェクト開始に先駆けて12月1日、住民に向けた共創MaaS実証についての説明会が杵築市で開催されました。
今回は2次公募として、➊共創モデル実証運行事業、➋モビリティ人材育成事業について、選定が行われました。このうち杵築市が選定された➊共創モデル実証運行事業では、交通を地域のくらしと一体として捉え、その維持・活性化を目的として、地域における複数の関係者の「共創」(連携・協働)による取組や「共創」を支える仕組みを構築することを目指します。
共創プラットフォームの名称は「杵築健幸まちづくりプラットフォーム」、事業名は「最後まで住み続けられる健幸長寿まちづくりを支える地域公共交通プロジェクト」となっています。
本プロジェクトが、外出機会を提供することで住民の健康増進と地域の活性化を目指していること、外出して歩いたりシェアサロンに集まってコミュニケーションをとることが健康につながることなどが、集まった住民に説明されました。
熱心に説明を聞く参加者ら
MaaS(マース:Mobility as a Service)とは......
地域住民や旅行者一人一人のトリップ単位での移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスであり、観光や医療等の目的地における交通以外のサービス等との連携により、移動の利便性向上や地域の課題解決にも資する重要な手段となるものです。